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月別アーカイブ: 2026年8月

真栄田組NEWS~建て替えだけじゃない~

皆さんこんにちは!

株式会社真栄田組です。

 

~建て替えだけじゃない~

 

建設現場で「斫り(はつり)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

斫り工事とは、コンクリートやモルタル、ブロック、タイルなどを削る・壊す・取り除く工事のことです。電動ピックやブレーカー、ハンマードリルなどの工具を使用し、必要な部分だけを取り除いて次の施工につなげていきます🔨

建物を丸ごと壊す「解体工事」と似ているように見えますが、斫り工事には大きな特徴があります。

それは、

「壊してはいけない部分を残しながら、必要なところだけを壊す」

ということです。

この「選択して壊す技術」が、これからの建設業でますます重要になっています。

なぜなら、日本では新築だけでなく、今ある建物を改修しながら長く使う工事が増えているからです。

今回は、リフォームや改修工事という視点から、斫り工事業にどのような需要があるのかを考えてみましょう😊

建物を「全部壊さずに直す」時代へ🏢

住宅、マンション、ビル、店舗、工場など、建物は完成して終わりではありません。

長年使用していると、

床が傷む。

壁が劣化する。

設備が古くなる。

配管を交換したい。

間取りを変更したい。

といった問題が出てきます。

そのたびに建物をすべて解体して建て替えるのは、費用も時間も大きくなります。

そこで現在では、既存建物を活かしながら必要な部分だけを改修する工事が数多く行われています。

例えば古い店舗を新しい飲食店へ変更する場合。

厨房機器を設置する。

排水管を新しくする。

床の高さを変える。

壁を撤去する。

入口を広げる。

こうした施工の前段階で、コンクリートやモルタルを部分的に取り除く必要があります。

ここで活躍するのが斫り職人です👷‍♂️

「壊すだけ」ではない繊細な仕事✨

斫り工事は、見た目だけならハンマーでコンクリートを叩いて壊しているように見えるかもしれません。

しかし、実際には非常に繊細な判断が必要です。

例えば床を斫る場合、

どこまで斫ってよいのか。

下に配管はないか。

鉄筋を傷つけてはいけないのか。

床厚は何ミリあるのか。

周囲の仕上げを残すのか。

などを確認しなければなりません。

必要以上に壊してしまえば、補修範囲が広がります。

反対に、斫りが足りなければ次工程の職人が施工できません。

つまり斫り工事では、

「壊す量をコントロールする技術」

が重要なのです🔧

経験豊富な職人は、工具から伝わる振動や音、コンクリートの状態などを確認しながら作業します。

「ここから硬さが変わった」

「この下に何かありそうだ」

という感覚も、長年の経験によって培われます。

マンションリフォームでも需要がある🏠

マンションのリフォームでも斫り工事は重要です。

例えば、

浴室の交換。

キッチンの移設。

床の段差解消。

トイレ位置の変更。

排水設備の更新。

などを行う場合、床や壁の一部を斫る必要が出ることがあります。

特に設備配管を通すためには、既存のコンクリートやモルタルを撤去してスペースを確保しなければならない場合があります。

ただしマンションでは、周囲に住民が生活しています。

そこで斫り工事には、

騒音。

振動。

粉じん。

作業時間。

共用部の養生。

といった配慮も必要です。

住宅密集地や集合住宅での施工経験が豊富な会社ほど、元請会社から重宝されます🤝

店舗改装はスピード勝負⚡

飲食店、物販店、美容室、クリニックなどの店舗改装も、斫り工事の重要な需要分野です。

店舗工事では、

「〇月〇日にオープンする」

という明確な期限が決まっていることが多くあります。

そのため、一つの工程が遅れれば、後工程すべてに影響します。

解体。

斫り。

配管。

電気。

内装。

設備設置。

仕上げ。

こうした工程の中で、斫り工事は比較的早い段階に行われます。

つまり斫り工事が予定通り終わらなければ、設備業者や内装業者が施工を始められない場合があります。

ここで求められるのは、

「丁寧に施工すること」

だけではありません。

「決められた工期の中で確実に終わらせること」

も大切です⏱️

だからこそ、施工スピードと品質を両立できる斫り業者への需要があります。

原状回復工事でも欠かせない🔨

店舗や事務所を退去する際には、借りたときの状態へ戻す「原状回復工事」が行われることがあります。

例えば入居時に施工した、

床。

間仕切り。

カウンター。

厨房設備。

土間。

基礎。

などを撤去する場合です。

このときも、建物全体を壊すわけではありません。

次のテナントが使用する躯体や設備は残しながら、不要な部分だけを撤去します。

つまり部分解体や斫り工事の技術が必要です。

特にテナントビルでは、

「共用部分を傷つけない」

「躯体を傷めない」

「周辺店舗へ迷惑をかけない」

といった施工管理も重要になります。

内装解体業者との連携🤝

改修工事では、内装解体と斫り工事がセットになるケースも多くあります。

石膏ボードや軽量鉄骨下地、木材などは内装解体で撤去します。

一方、

コンクリート。

モルタル。

ブロック。

タイル。

基礎。

など硬い構造物を撤去する場面になると、斫り作業が必要です。

そのため内装解体会社、総合解体会社、リフォーム会社などから、

「斫りだけお願いしたい」

という依頼が発生します。

専門性の高い斫り会社ほど、こうした協力業者として継続的に呼ばれる可能性があります。

外構リフォームにも需要🚧

斫り工事は建物内部だけではありません。

例えば、

古い駐車場の土間を壊す。

ブロック塀を撤去する。

古い階段を取り除く。

門柱を撤去する。

基礎を削る。

こうした外構リフォームでも斫り工事が使われます。

近年では、住宅の駐車スペースを増やしたいという要望もあります。

庭や塀の一部を撤去して、新しく駐車場を作る。

その際、既存コンクリートやブロックの撤去が必要になることがあります🚗

つまり斫り工事は、建築工事だけでなく外構工事とも深く関わっています。

改修工事が増えるほど斫り需要も増える🌱

建物は時間とともに古くなります。

しかし、

「古くなったから全部壊す」

とは限りません。

むしろ、

使える部分は残す。

悪い部分だけ直す。

設備だけ新しくする。

用途を変更する。

という考え方が広がっています。

そのため、これからの建設業では、

「作る技術」と同じくらい「上手に壊す技術」

が重要になります。

斫り工事は、その代表的な仕事です。

斫り工事は次の職人へバトンを渡す仕事🏃‍♂️➡️👷‍♂️

斫り工事が最終仕上げとして残ることは、ほとんどありません。

斫った後には、

左官職人。

設備職人。

防水職人。

塗装職人。

電気工事士。

大工。

など、さまざまな職種が入ります。

だからこそ、

「自分たちが壊せればいい」

ではなく、

「次の職人が施工しやすい状態にする」

ことが重要です。

必要な深さまで斫る。

ラインをきれいに出す。

不要なガラを撤去する。

周囲を清掃する。

こうした部分まで丁寧に施工できる業者は、現場全体から信頼されます✨

これからも続く改修市場を支える専門工事🔨

建物が存在する限り、改修工事はなくなりません。

古い建物を再利用する。

店舗を入れ替える。

設備を更新する。

住宅をリフォームする。

そのたびに「必要なところだけを壊す」仕事が生まれます。

だからこそ斫り工事は、新築件数だけに左右される仕事ではありません。

むしろ既存建築物を活かす時代ほど、その技術は必要になります。

斫り工事業とは、単純にコンクリートを壊す仕事ではありません。

残すものを見極め、次の工事が始められる状態を作る仕事。

その専門性があるからこそ、リフォーム・改修・原状回復・店舗工事など、幅広い現場で需要が生まれています🔨🏢✨