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真栄田組NEWS~安全・粉じん・騒音対策~

皆さんこんにちは!

株式会社真栄田組です。

 

~安全・粉じん・騒音対策~

 

斫り工事では、強い打撃を加えてコンクリートやモルタルを削るため、粉じん、騒音、振動、飛散物などが発生します。

工具の取り扱いを誤れば、作業者がけがをするだけでなく、周辺の人や建物、設備へ影響を与える可能性があります。

そのため、斫り工事の技術には、コンクリートを正確に削る能力だけでなく、安全で周囲への負担が少ない施工環境をつくる能力も含まれます

特に、住宅、病院、学校、店舗、オフィスなど、建物を使用しながら改修する現場では、利用者への配慮が欠かせません。

作業そのものが正確でも、粉じんが建物内へ広がったり、騒音によって業務へ大きな影響を与えたりすれば、良い施工とはいえません。

今回は、斫り工事で重要となる安全管理、粉じん、騒音、振動への対策についてご紹介します。

作業前に危険を洗い出す

安全な斫り工事は、工具を動かす前から始まっています。

作業場所、周辺設備、埋設物、足元、高さ、換気状況、搬出経路などを確認し、どのような危険があるかを整理します

例えば、床を斫る場所の近くに開口部があれば、作業者や工具が落下する危険があります。

壁の反対側に人がいる可能性があれば、貫通や飛散物に注意しなければなりません。

天井や高い位置を斫る場合には、コンクリート片が落下する範囲を予測します。

電線や配管がある場合は、感電、漏水、ガス漏れなどの重大な事故につながる可能性があります。

作業前に危険箇所を共有し、立入禁止範囲や作業手順を決めることが重要です。

適切な保護具を使用する

斫り作業では、コンクリート片や粉じんから体を守るため、適切な保護具を使用します。

ヘルメット、安全靴、保護メガネ、防じんマスク、手袋、耳栓などが代表的です

コンクリート片は、工具を当てた方向だけでなく、予想外の方向へ飛ぶことがあります。

目へ入れば重大なけがにつながるため、保護メガネや顔全体を覆う保護具を使用します。

粉じんは非常に細かく、通常の簡易的なマスクでは十分に防げない場合があります。

作業内容や粉じん量に合った防じんマスクを選び、顔へ正しく密着させます。

ひげや装着方法によって隙間ができると、十分な効果が得られないことがあります。

保護具は身につけるだけでなく、正しく使用し、劣化や破損がないか確認することが大切です。

粉じんを発生源で抑える

コンクリートを斫ると、大量の粉じんが発生します️

粉じんが広がると、作業者の視界が悪くなり、呼吸器への負担も大きくなります。また、周辺の機械、家具、商品などへ付着し、清掃に多くの時間がかかります。

粉じん対策では、発生してから部屋全体を換気するだけでなく、工具の近くで吸い取ることが効果的です。

集じん機を工具や作業箇所の近くへ配置し、粉じんが広がる前に回収します。

作業内容によっては、水を使用して粉じんを抑える方法もあります。

ただし、水を使うと、電動工具や電気設備への影響、汚水の処理、床の滑りなど新たな危険が生じます。

現場の状況に合った方法を選ぶ必要があります。

作業区画を密閉する養生技術

建物を使用しながら斫り工事を行う場合は、作業場所をシートなどで区切り、粉じんが他の場所へ漏れないようにします。

出入口には隙間が生じやすいため、作業者が出入りできる方法を確保しながら、できるだけ密閉します。

空調設備が動いていると、粉じんがダクトや気流を通じて建物全体へ広がる可能性があります。

必要に応じて、換気や空調の運転状況を設備担当者と確認します。

作業区画内の空気を集じん機で処理し、外部へ粉じんが漏れにくい環境をつくることも重要です

養生は、作業開始前に丁寧に行うほど、終了後の清掃や苦情の発生を減らせます。

短時間の作業だからと省略せず、周囲の用途に合わせた対策を行います。

騒音を抑える工具選び

斫り工事では、工具の打撃音が周囲へ響きます。

コンクリート造の建物では、音や振動が壁や床を通じて、離れた場所まで伝わることがあります

騒音を完全になくすことは難しいものの、工具や工法の選択によって影響を抑えられる場合があります。

細かな作業に必要以上に大型のブレーカーを使用せず、施工範囲に合った工具を選びます。

切断工法と組み合わせ、斫る量を減らす方法もあります。

工具の先端が摩耗していると、効率が低下し、同じ場所を長時間打撃することになります。

日頃から工具を点検し、適切な状態を保つことは、作業時間と騒音の削減につながります。

作業時間を調整する

住宅、病院、学校、店舗などでは、作業時間の調整も重要な騒音対策です。

建物の利用者が少ない時間帯や、業務への影響が比較的小さい時間へ作業を集中させます

事前に作業予定を周知し、騒音が発生する時間を明確にします。

いつ終わるか分からない音が続くと、周囲の人は大きなストレスを感じます。

「何時から何時まで斫り作業を行う」と伝えておけば、利用者側も予定を調整しやすくなります。

作業を短時間ずつ何日も続けるより、条件が許せば一定の時間へまとめたほうが影響を抑えられる場合もあります。

施工効率だけでなく、建物利用者の立場から工程を考えることが大切です。

振動による影響を確認する

斫り工具の振動は、作業者の手や腕だけでなく、構造物や周辺設備にも伝わります。

振動に弱い精密機器、古い仕上げ材、ガラス製品などが近くにある場合は、事前に確認します。

既存のひび割れやタイルの浮きがある場所では、斫りによる振動で状態が悪化する可能性があります。

施工前に写真を撮り、現在の状態を記録します

作業中に異常な音や新しいひび割れを発見した場合は、いったん作業を止めて確認します。

強い工具を使い続けるのではなく、小型工具へ変更したり、施工範囲を細かく区切ったりして、振動を抑えます。

工具の反動から体を守る

電動ハンマーやブレーカーは、コンクリートへ強い打撃を与えると同時に、作業者へも反動を伝えます。

無理な姿勢で長時間作業すると、手、腕、肩、腰へ大きな負担がかかります。

工具を体から離した状態で支えると、腕の力だけで操作することになり、疲労が増えます。

足元を安定させ、体全体で工具を支えます。

強く押しつければ早く削れるとは限りません。

工具本来の打撃力を利用し、先端が跳ねない程度に安定させることが重要です。

同じ姿勢や作業を長時間続けず、適切に休憩や作業交代を行います☕

疲労が蓄積すると、工具の制御が難しくなり、事故や削りすぎにつながります。

電源・ホース・コードの管理

電動工具のコードやエア工具のホースは、作業場所を横切ることがあります。

整理されていないコードやホースは、つまずきの原因になります。

コンクリート片の下敷きになると、コードの被覆やホースが傷つく可能性もあります。

通路を避けて配置し、必要に応じてカバーなどで保護します。

電動工具を使用する場合は、電源設備や漏電防止についても確認します⚡

濡れた場所での作業や、水を使った粉じん対策を行う場合には、特に慎重な管理が必要です。

工具のスイッチやコードに異常がある場合は、使用を中止します。

応急処置のまま使い続けることは、感電や火災につながる危険があります。

斫りガラの搬出技術

斫ったコンクリート片は、重量があり、角が鋭くなっていることがあります。

床へ放置すると、つまずきや転倒の原因になります。

作業と並行してこまめに回収し、安全な場所へ集めます。

搬出用の容器へ詰めすぎると、持ち上げる際に腰を痛めたり、容器が破損したりする可能性があります。

一度に無理な重量を運ばず、台車や運搬機器を活用します

搬出経路では、建物の床、壁、エレベーターなどを傷つけないように養生します。

粉じんや細かな破片を通路へ落とさないよう、容器を覆うなどの対策も必要です。

斫り作業だけでなく、廃材を安全に搬出するまでが工事です。

作業後の清掃と確認

作業が終わったら、細かなコンクリート片や粉じんを除去します。

目に見える破片だけでなく、隅や設備の裏側、養生シートの上なども確認します

作業区画の養生を外す際は、付着した粉じんを周囲へまき散らさないように、内側へ包み込むように撤去します。

周辺の設備や仕上げ材に傷がないか、粉じんが漏れていないかを確認します。

作業前の状態と比較し、問題があれば速やかに報告します。

丁寧な清掃と最終確認は、現場全体の信頼につながります。

まとめ

斫り工事では、コンクリートを削る技術と同じくらい、安全管理や周辺環境への配慮が重要です。

保護具、集じん、養生、工具選び、作業時間の調整、振動対策などを組み合わせることで、作業者と建物利用者の双方を守ることができます。

また、工具やコードの点検、廃材の搬出、作業後の清掃まで丁寧に行うことが、高品質な工事につながります。

安全対策は作業を遅らせるためのものではありません。

事故やトラブルを防ぎ、予定どおりに工事を進めるために必要な技術です。

正確な斫り施工と周囲への細かな配慮を両立することが、信頼される斫り工事業者に求められる力なのです✨